サムスンやアップルなどの人気ブランドや、お手頃価格が売りの国内ブランドの向かい風により、昨今は勢いを失ってきているフィンランド発の携帯ブランドのノキア。スマホの概念がなく、ボタン式携帯電話で溢れていた20年前のフィリピン、当時のノキア製携帯はその優れた耐久性と使いやすさから幅広く利用されていた。
そんなノキアは今月、2019年までに100店舗および小売店を国内に開設することを計画していること、フィリピンにおけるプレゼンスの強化を目指したいと発表した。HMD Globalの関係者であるShannon Mead曰く、同国における拡大は同社の目標の一つである、5年以内に携帯ブランドのトップ3にランクインに関連しているとのこと。
氏によれば、ダバオ市内のGaisano Mall Davaoにあるノキア販売代理店のみが、フィリピン国内で唯一閉業していない専門店であるそうだ。また、ダバオは同社の重要市場の一つであるとも述べた。
ノキアが本格的にスマートフォンをリリースし始めたのは数年前で、その頃はすでにアップルやサムスン製のスマホが出回っていた。携帯電話の大先輩であるノキアが、今後どのようなカムバックを見せるか目が離せない。