今年も賑わいを見せているダバオ市のカダヤワン祭り。ダバオ最大の同イベントでは単に人々が祝うだけでなく、これを機に多くの起業家や企業がそれぞれのビジネスを地元民や訪問客に紹介する場でもある。
市内ではビジネスオーナー向けの異なるイベントも実施されており、Mindanao Trade Expo 2018(MTE)もその一つだ。8月11日に開催された同イベントでは多くの企業がこぞって商品を展示し、中でも人々の注目を集めたのは、色とりどりのパンダンリーフを使った織物バッグを扱う「Ninobasilio」だった。
パンダンリーフとは環太平洋の熱帯地域で育つタコノキ科の植物であり、甘い匂いが特徴的であることから香り付けとして重宝されている。この葉っぱを用いた織物は以前から地元で販売されているものの、Ninobasilioではこれに工夫を加え、カラフルにアレンジしたリーフを素材として使用している。
色もそれぞれターコイズブルー、グリーン、ピンクなど、女性客にぴったりなカラーが使われている。
NinobasilioのオーナーであるBasil Yap Cabaralは、MTEは彼のような事業家の会社を人々に紹介する機会を与えてくれたと述べた。同氏はまた、今後はビジネスをさらに拡大し、織り手に対し多くの雇用を提供する予定であるとも語った。