7月20日(金)の午後7時31分、ダバオ市テブンコ地区の古く歴史的な建造物の小学校、F. Bustamante Central Elementary Schoolにて、火災が発生した。
市消防部長のヴィルナ・シラガン氏は、小学校の警備員が全焼したメインビルディングにある14室のうちの1室である、代替え学習システム(Alternative Learning System 以下、ALS)室より火が広まったと証言していると述べた。
この歴史的建造物は、1930年代のアメリカの植民地時代に建てられた。消防局は、火災の原因を、電気ショートだとみている。被害額はおよそ120万ペソ。幸いけが人はでなかった。
教育省ダバオ地方の広報担当であるジェニエリト・アテリオ氏は、今回の火災により特別教育室、ALS室、校長室、職員室や図書室を含む、13教室がその影響を受けたと説明した。火災により教室を失くした、1、3、5、6年生の児童たち、1,285人は、会議室やジムなどを教室代わりに利用する予定だ。子供たちへの影響を和らげるための、緩和的措置がとられる。
火元となった建物は、2009年国家文化遺産法の下、重要文化財に指定され、これまでに2度、修復作業が行われており、昨年、2度目の修復作業が行われたばかりであった。
シラガン氏によると、今年の1月から6月時点で、市内での火災は227件報告されているとのこと。