【News】戒厳令にもかかわらず、ダバオ市の観光セクターは引き続き順調

ダバオ

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が2017年5月23日に発令したミンダナオの戒厳令から1年が過ぎた。発令当初は観光客が減少するなど、観光セクターの景気が悪くなったものの、その後は徐々に回復していき、2018年5月27日の時点でもダバオの観光セクターの景気は引き続き順調である。ダバオ市観光局のGenerose Tecson局長も、戒厳令の影響は最初の2ヵ月間しか感じられなかったと述べている。

2017年8月に開催されたKadayawan Festivalの際にも、戒厳令下におかれていたにもかかわらず、大勢の観光客がダバオ市に訪れており、同フェスティバルだけでも185,660人もの観光客を記録している。また嬉しいことに、2017年における同市の観光客数は2,009,879人となり、初の200万人超えを記録している。

ダバオ市の観光客数は2015年以降年々5~7%ずつ増加しており、2018年は7%の増加を目指すとTecson氏は語った。さらにダバオでは今年から、フィリピン・オーストラリアの友好関係を祝う豪比友好ウィークを毎年5月21日から27日にかけて開催されるなど、ダバオと海外都市との繋がりが強くなることで、今後も更なる観光客の訪問が期待できそうだ。