2017年12月23日に起こった大規模火災から約2ヶ月、2月20日にダバオ市からの許可が下り、NCCCモールは取り壊しにかかる。
モール内3階の天井部分の電気ショートが原因で起こったこの火災では、4階に閉じ込められた38人が亡くなった。37人がコールセンターの従業員であり、1人はモールの管理者であった。消火活動には1日以上を費やした。
今回の許可に関しての市側の責任者である、Grace L. Catubig 氏によると、モール経営陣より2月2日に申請費用187,854ペソとともに、解体申請書が提出された。許可は、発行されてから30日有効である。しかしながら、取り壊し日については、モール経営陣に任せてあるので、市側はいつ行うのかは把握していないとのこと。ただ少なくとも5日前までには市に知らせるよう要請はしてある。氏は、廃材目的での建物内への不法侵入を防ぐためにも、速やかに取り壊しにかかるよう提案したと話した。
NCCCモール広報担当のPadua氏によると、省庁間反放火特別委員会による調査のレポートが保留中であり、まだいつ取り壊しを開始するのか決定していないという。また、アメリカ拠点の第三者調査団からのレポートも待っているとのこと。