南東フィリピン大学(University of Southeastern Philippines)、タグム市マビニキャンパスにて、「We Make a Change Work for Women」プログラムの下、ダバオのサラ・ドゥテルテ市長は、親の立場としての責任と家族計画についてのスピーチを行った。
タグム市議会公益財団法人女性財団が、フィリピンコカ・コーラ社と共同で行ったこのイベントには、ダバオ州各地からおよそ3,000人のサリサリストアー(小売店)とカレンデリア(ローカル食堂)のオーナー達が国際女性月間を祝うために集まった。
市長は「調査によると、家族の大きさと子供の数は貧困に関係すると言われています。私が市役所各部門の責任者達と話し合うとき、ダバオ市民に何ができるかを考え、常に、どう貧困を減らすかに行き着きます。みなさんもおわかりだと思います。父親、母親、そして何人かの子供がいる家庭があり、子供たちは皆学校に通っています。その一方、子供たち全員を学校に行かせることができない、大人数の子供がいる家庭があります。その中で、一人でもカレッジを卒業できればラッキーなだけです。私達は、自分達の家族のために計画を立てる責任があります。もし両親が3人の子供だけをカレッジに行かせることができるというのであれば、子供たちが将来困らないためにも、家族計画はしっかりと立てるべきです」と述べた。
市長はまた会場にいる女性たちに、彼女たちの娘に若年妊娠、結婚をしないよう教育するように伝えた。若年妊娠により生まれてくる子供たちは、多くがカレッジに行くことができず、それにより貧困の繰り返しになるからだ。
タグム市議会女性財団の責任者であるAlma Uy氏は、「私達は、サラ市長が大統領の娘だから、またダバオ市長だから、彼女を来賓講演者として招待したのではありません。市長がロールモデルであるからです」と述べた。そして氏は、フィリピン人の暮らしの向上につながるとし、自身をサラ市長が提唱する親の立場としての責任と家族計画の支持者であると話した。