観光省(以下、DOT)リージョン11は、特定セクターからの海外および国内観光客を呼び込むため、ダバオ地方における農業および宗教に基づく観光プログラムを促している。
DOTのEden Josephine David次官は農業観光について、農家の農作物だけでなく、農場での実体験が重要だと説明した。 同氏はまた、「農業観光では国内の高品質な作物を紹介することを目指しており、一方で宗教関連の観光プログラムは、フィリピンが持つ宗教的多様性に興味がある観光客を呼び込んでいきたい」と述べており、農業地域への訪問客・観光客の呼び込みを強化すると語った。
ダバオ市の果物を対象とした初回の農業ツアープロジェクトでは、ドリアン、ポメロ、バナナやカカオがメインとなるほか、現地の観光および事業グループへの支援も実施される予定だ。 同氏によれば、DOTの農業観光分野が先導する今回のツアープログラムを通じて、カカオ農民を支援することも可能だという。
DOTは今後も農業観光を始め、様々なプログラムを通じてイスラム教徒、非カトリック・キリスト教徒、さらには先住民の信仰を対象とした宗教ツアーの開発にも焦点をあてていく予定だ。