神戸市で開催され、日本、ポーランド、ロシア、タイ、インドネシア、中国、韓国、そしてフィリピンなどから合唱団が集まった、「Sing N’ Pray Kobe」にて、ダバオ州タグム市政府の職員で構成される合唱団が、レベルⅢ金賞を受賞した。
このタグム市チャンバー合唱団は、 Allan L. Rellon市長の指示により、2013年に結成された。今回の日本行き、ビザの取得に時間がかかり、ようやく合唱団の元にビザが届いたのは、本番前日、最終便出発の2時間前であったとのこと。
「Sing N’ Pray Kobe」は、2011年3月に発生した東日本大震災と津波の被害者のために祈り歌うことを目的に、2012年に神戸で初めて開催され、毎年恒例のイベントとなっている。
国際審査員の一人であるPamintuan氏は、今回の結果で、グループが「World Choir Game」に参加できる資格を得たことは、フィリピンの合唱団コミュニティーにとっても大きな成果となると話す。
Rellon市長は、タグム市の名を一気に広め、フィリピン南部の音楽の都としての名を確固たるものにしてくれた、合唱団に称賛を贈った。グループの責任者である、 Mario Sabello氏は、今回の結果により彼らの合唱団が国内合唱団のトップリストに仲間入りできたことは、グループのさらなるスキルの向上につながると話す。
今年は、フィリピンから合わせて5団が参加し、ミンダナオからは Ateneo de Davao University Choraleも参加、銀賞を受賞した。