【News】ダバオ市長、フィリピンの連邦主義への移行は早すぎると言及

サラ・ドゥテルテ市長

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、現職の大統領であり父親であるロドリゴ・ドゥテルテ大統領が推進する連邦主義への移行について現時点では受け入れることができないという立場を表明した。

サラ市長は「私の考えでは、わが国の政治情勢はまだ連邦主義に移行できる状態ではありません。なぜなら、一部の地域、地方都市、市町村では独立して連邦政府の管轄下におかれる準備が整っていません」とコメントした。しかし市長は、連邦主義に対して完全に反対をしているわけではなく、指導者を選ぶ有権者からの政治的成熟が必要であると述べた。また、自身はただの市長で、あくまでも個人の意見であり議会の決定を尊重するとも付け加えた。

さらに先日議会で承認された「ミンダナオ島の戒厳令延長」ついても言及し、議会の決定を完全支持し反対する意見がないことを明かした。同市長は、「私はそれを完全に支持しています。 実際に、厳戒令はダバオ市とミンダナオに利益をもたらしています」とコメントした。