ダバオ地域の警察は、今月16日フィリピン軍隊がマラウィ市内でマウテ・グループの拠点を襲撃し、指導者2人の死亡を確認した。しかしながら、壊滅したとされるマウテ(Maute)グループの報復に備えて、セキュリティーの手段を強化することを促している。ちなみにマウテグループとは、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓って、南部ミンダナオ島で政府関係者や市民へ攻撃を続ける武装集団のことである。
東ミンダナオコマンド(EastMinCom)と呼ばれる組織のスポークスマンのEzra L. Balagtey少佐は「マウテグループからどのような報復であっても、最悪の事態を避けるため、すべてのエリアのそのセキュリティー手段を強化する」と述べている。特に、モールなどの人が多く集まるところや礼拝する場所のセキュリティー強化「防衛を目的とした軍事演習の強化」を行うとBalagtey少佐は話している。いくつかの地域では、厳戒なチェックポイントが設けられ、市民の安全を保証するために警備員が配置されると予想される。