包括的交通条例の強化実施の初日である9月11日、ダバオ市運輸交通管理局(Davao City Transportation and Traffic Management Office 以下、CTTMO)によると、293枚の反則キップが歩行者に、160枚の反則キップがドライバーに切られたと発表した。
反則金は7日以内に市の財務局で支払いを済ませなければならず、経済事情により支払えない場合は、かわりにコミュニティーサービスに参加することが求められる。期限内に支払わなければ、追加金が課せられることになる。
CTTMOは特に、横断歩道のない場所での道路横断者を厳しく取り締まるとしている。反則者には100ペソの反則金が課せられる。
CTTMOチーフ、ディオニシオ・アブデ(Dionicio Abude)氏は、こう話している。初日の結果について大変満足している。反則キップを持ったCTTMO職員を見た歩行者やドライバーは、交通法をより意識するようになり、交通は規則正しく流れていた。また、ディオニシオ氏は、包括的交通条例強化実施は市民の安全と円滑な交通の為に行っているものであり、交通法を守るよう、市民に呼びかけている。
主な反則金の額は、飲酒運転が5000ペソ、無謀・危険運転が1500ペソ、ヘッドライトの点灯忘れが1000ペソ、スピード違反・免許不携帯運転・駐車違反等が500ペソ、シートベルト無着用が300ペソであるとしている。