【News】ドゥテルテ大統領「逮捕の際に抵抗する『バカ』は殺害してもよい」と発言

フィリピンのドゥテルテ大統領は、イロイロ市において警察署長に就任したエスペニド氏に対し、逮捕の際に抵抗する「バカ」は殺害してもよいという権限を与えたようだ。このことは、昨日、タギグ市で行われた「英雄の日」セレモニーの場で、ドゥテルテ大統領本人によって明らかにされた。

大統領は、イロイロ警察署長となったエスペニド氏に対し、「あなたの義務は、逮捕するものを制圧することである。もし犯人が、抵抗したり、暴力的な態度をとったなら、あなたは自由にそのバカを殺すことができる。それが私の考える秩序である」と述べたという。「もちろん、『不法殺人』は許されず、警察が彼らの業務を遂行する際には、必ず、法律を守らなければならないと」付け加えた。

イロイロ警察署長となったエスペニド氏は、取締り時の無秩序な行いについて、人権団体から非難されており、論争の的となっている。彼が担当した地域では、地元の市長や有力者が殺されており、オサミス市のパロジノグ一族の事件(パロジノグ市長、妻のスーザン氏など14名が死亡した)においても、逮捕時の指揮をしている。

エスペニド氏に対する強い批判にもかかわらず、ドゥテルテ大統領は、彼の取締りを賞賛し、イロイロ市警の署長として昇進させた。一部は否定しているが、大統領は、イロイロ市がビサヤ地方の不法麻薬取引の基盤であり、イロイロ市長も取引に関係していると考えているようである。

一方で、同日の午後、ドゥテルテ大統領はマラカニアン宮殿に戻り、8月16日にマニラで警察によって殺された17歳の少年、キアン・ロイド・デロス・サントスの両親と面会。2人と一緒に昼食を取り、キアン少年の死に関して、公平な調査を行うことを約束した。

働き者でまじめだった少年が、麻薬ディーラーと間違えられて警察に射殺された事件は、ドゥテルテ政権が始まって以来、未成年を含む多くの死者が出ている無秩序な麻薬取締りについて、国民の大きな抗議を呼び起こしている