ダバオ市の公共事業道路局(DPWH)は、市内海岸沿いのバイパス道路の建設を、間もなく開始することを明らかにした。市では、25日にサラ市長がメガハーバープロジェクトを中止する発表をしたばかりだが、バイパス道路の建設は、フィリピン国家の別プロジェクトである為、メガハーバー建設中止の影響を受けず行われるとのこと。
DPWHの担当者によると、建設予定の道路は、マティナ・アプラヤからサンタアナ港までを繋ぐ道になる予定で、市内の渋滞緩和が目的である。現在は、市の建設許可待ちで、許可が下り次第着工予定とのこと。最初の段階として、8,2キロに渡るエリアの測量や道幅の調整などの整備を行い、調整後すぐに本格的な工事を開始予定である。まずは約19億ペソを掛けてマティナ・アプラヤからタイムズビーチエリア区間の建設を行う。
道路建設に当たり、影響を受けた事業者や住居は、すでに市政府から資金援助を代替地を提供され、移転を行っているとのこと。建設工事は、2022年までに完了予定。この年は、ドゥテルテ大統領の任期が終わる年であり、このプロジェクトは、大統領の「ビルド、ビルド、ビルド」(とにかく建設)開発計画の一部である。