【News】漁民も恩恵対象に?農産物向けの希望小売価格、海産物への適応も検討される

アグダオ公設市場

農務長官であるEmmanuel “Manny” Pinol氏は今月、市場における特定の海産物に対して希望小売価格(Suggested Retail Price:以下、SRP)の実施を命じた。ダバオ地方の農業省漁業・水産資源局(Bureau of Fisheries and Aquatic Resources:以下、BFAR)は、SRPの義務付けによりダバオ地方内に点在する消費者と漁民の両方がその恩恵を受けられると賛成している。

同氏は数日前にも、精米や茄子、チンゲンサイをはじめとした農産物向けのSRPの実施を視野に入れていることを発表している。海産物については始めにBangus、Tilapia、Galunggongに対しSRPが適用される予定だ。SRPの導入は各商品に対して標準価格を設けるだけでなく、過剰な値上げによる不当利得の防止にもつながるとのこと。また漁民は現在のところ、今後の収穫量減少の要因となるものがないため、今回のSRPの恩恵を強く受けるとされている。

SRPが本格的に導入されれば、価格の変動によって所得が影響される生産者の収入が安定するだけでなく、消費者である私達も価格の変動による混乱を避けられるだろう。