ダバオ市の家庭用電力利用者は、2025年12月の電気料金が引き下げられる見通しとなった。
ダバオ・ライト・アンド・パワー・カンパニー株式会社(以下ダバオ・ライト社)は、ホリデーシーズンを含む請求期間において、家庭用電気料金を値下げすると発表した。
同社の顧客向け通知によると、家庭用電気料金は1キロワット時(以下kWh)あたり、0.3477ペソ下がり、12月の料金は11月の10.0612ペソ/kWhから9.7135ペソ/kWhとなる。
この新料金は、2025年12月11日から2026年1月10日までに発行される電気料金請求書に適用される。
卸電力市場価格の下落が要因
ダバオ・ライト社は、今回の値下げの主な要因として、電力供給源の一つであるフィリピン卸売電力市場(以下WESM)における電力価格の下落を挙げた。
WESMの市場価格が下がることで、配電事業者はその分のコスト削減を電気料金として消費者に還元できる仕組みとなっている。
同社はまた、電気料金の調整は市場価格、燃料費、発電・供給に関わるさまざまな要因の変動により定期的に発生すると説明した。そのため、電気料金は市場環境に応じて上昇する場合もあれば、今回のように下落する場合もあるとしている。
ホリデーシーズンの節電を呼びかけ
一方でダバオ・ライト社は、料金が下がったとはいえ、ホリデーシーズン中の電力使用には引き続き注意するよう利用者に呼びかけた。年末年始は、装飾、来客、家電の長時間使用などにより、家庭での電力消費が増加する傾向があるためである。
同社は、電力価格は依然として変動性が高く、特にクリスマスや年末年始といった需要が集中する時期には、急激に上昇する可能性があると警告した。
12月の料金は下がっているものの、今後数カ月は需要増加や市場環境の変化により、電力コストが再び上昇する可能性があるという。
ダバオ・ライト社は、電気代の急激な増加を避けるためにも、効率的な電力使用を心がけるよう改めて強調した。ホリデーシーズンは電気代以外の出費も増える時期であることから、家計管理の観点でも節電の重要性を訴えている。
年末を迎えるにあたり、同社は「12月は料金引き下げの恩恵を受けているが、今後の値上がりの可能性にも備えるべきです」とし、ホリデーシーズンおよびその後の期間における電力料金の動向に注意を払うよう呼びかけた。






