【News】サマル島イガコス市の沿岸で絶滅危惧種のアオウミガメが救出される

サマル島

2025年5月2日、体重56キログラムのメスのアオウミガメが、サマル島で衰弱して浮かんでいるところをサマル島イガコス市の沿岸警備隊支部(以下CGS-Igacos)が発見し、フィリピン沿岸警備補助隊(PCGA)と連携して救出した。

ウミガメは、イガコス市ババック地区タグポポンガン村のプロック5沿岸で発見された。救助活動は、イガコス市の沿岸警備隊海洋環境保護緊急対応部隊(MEP ERU-Igacos)、タグポポンガン村の関係者、イガコス市の環境天然資源局(Cenro-Igacos)、および市獣医局の協力によって実施された。

CGS-Igacosは5月3日、自局のFacebookページで、「救出されたウミガメはタグポポンガン村の沿岸で発見され、直ちに関係当局による評価が行われました。救出後、アオウミガメはさらなる観察と保護のため、サマル地区ペニャプラタ村にある公立の保護施設へ安全に搬送されました」と報告した。

一方、サマル島情報ページはFacebook上で、ウミガメがダバオ市のクリーンエナジーパークにリハビリ目的で移送されたと投稿していましたが、その投稿は現在削除されている。

今回のアオウミガメの救出は、同じ地域で最近2頭のアオウミガメが相次いで死亡したことを受けたものであり、この絶滅危惧種への脅威に対する懸念を喚起するとともに、より強力な海洋保全対策の早急な必要性を浮き彫りにしている。

米国海洋大気庁(NOAA)によると、アオウミガメは最も大きな硬い甲羅を持つウミガメであり、絶滅危惧種に分類され、フィリピンの法律によって保護されている。

アオウミガメは、「野生生物資源保全保護法(共和国法第9147号)」に基づき保護されており、この法律は、アオウミガメを含む海洋ウミガメ及びその卵や甲羅の殺傷、傷害、取引、所持を禁じており、違反した場合は禁錮刑または所定の罰金が科される可能性がある。

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