2024年8月31日(土)、世界最大のウミガメであるオサガメ(Dermochelys Coriacea)が、サランガニ州キアンバ町ルマ村の海岸にあるサランガニ湾保護海域(SBPS)で初めて目撃された。
地域環境天然資源事務所(Cenro)の報告によると、オサガメはビーチで96個の卵を産んだ後、海に戻ったという。 ルマ村の住民であるダーウィン・ディソ氏とユージーン・デイブ・バタドラン氏がこのカメを発見し、すぐに当局に報告してカメの卵の安全を確保した。その後高潮や野良犬から守るため、卵は一時的に孵化場に移されたという。
また、地域社会に対してウミガメについての情報や、これらの生物が海洋生態系において果たす重要な役割についての啓発活動が行われ、ウミガメとその自然環境の保護の重要性を訴えた。 一方、環境天然資源省(DENR-12)の地域執行役員であるフェリックス・S・アリセル弁護士は、地域社会と当局の強力な連携を称賛し、海洋野生生物の保護に対する意識の高さを強調した。
「サランガニ湾はアオウミガメ、ヒメウミガメ、アカウミガメ、タイマイなど、さまざまなウミガメの生息地です。今回のオサガメの発見と産卵は、DENRや地元当局、地域社会が協力してSBPSをこれらの海洋生物の避難所にすることに成功している証です」とアリセル氏は述べた。
また、産卵地の監視と卵の保護のために、一般市民にもDENRへの協力を呼びかけた。ウミガメの卵の孵化期間は75日間である。 オサガメは国際自然保護連合(IUCN)のリストで「絶滅危惧種」に分類されており、黒いゴム状の皮膚、ピンクがかった白い腹部、そして独特の甲羅の構造が特徴である。他のウミガメとは異なり、オサガメの甲羅は相互に連結された骨で構成され、皮膚で覆われている点が、他のカメの種と大きく異なる。今後もカメが生活できる環境を継続していく必要がある。
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