貿易産業省(以下、DTI)は、アジア諸国からダバオ港経由で輸入されているセメントが高品質なものであり、その輸入量が急増していると発表した。
貿易産業省ダバオ地方の副局長エドウィン・バンケリゴ氏は、政府の「Build, Build, Build」プロジェクトが実施されてから、ダバオ港を通してセメントを輸入し、そのセメントを素早くミンダナオの異なる地域に輸送することが可能になっており、過去3年間でセメント輸入量は大幅に増えているとしている。
また同氏は、2018年1月だけでもダバオ港に輸入されたセメント量が合計で80万袋に達しており、ミンダナオに輸入されているセメントが高品質であり、その品質基準の維持のため、特殊なモニタリングを実行していると強調した。
2017年の6月~12月までにダバオ港を経由してミンダナオに輸入されたセメントは500万袋となっており、主な輸入先は中国、ベトナム、タイ、インドネシアとなっている。