【News】米国の歌手、マラウィ国軍兵士に捧げる歌を披露

タスクフォースダバオ

アメリカのシンガーソングライター、 Rockwell Ryan Rippergerは、5ヶ月にわたったマラウィの戦いを戦った兵士たちに捧げる歌を、彼の最新アルバムに収録し、フィリピンでのコンサートツアーで得た収益の一部を寄付することを誓った。

JBミュージックフィリピンがスポンサーとなった、ダバオ市内、SMシティーでの無料コンサートにて、40日間におよぶツアーは月曜日、最終日を迎えた。Ripperger氏は、彼の歌、「Alive to Fight」が兵士たちを激励できたらと話す。「Alive to Fight」は、この曲が収録されているアルバム名にもなっており、今年8月には完成予定だ。

「たくさんの方たちが兵士と同じように、すべてを失ったと思うことがあり、それでも来る日も来る日も戦い続けなければならない。諦めないでください」と、氏はコンサート中に述べた。氏は完成した新しいアルバムを持って、今年の9月までにはフィリピンを再び訪れたい話す。

氏がこの曲を書き始めたのは、自身の私生活、特に結婚生活が最大の困難を迎えた後であった。「毎朝起きる度に、すべてを失ったという感覚に陥っていた。そんな時にただできたことは、曲を書くことだった。そして自分に言ったんだ、“戦うために生きる(Alive to Fight)”」と。

アルバム製作中にマラウィの戦いが始まり、勇気ある兵士たちの前で歌いたいと思い、その機会が2月17日に訪れた。タギッグにあるフォートボニファシオキャンプで兵士たちの前で、兵士たちのために歌った。「僕達はチケットの売上の半分を、負傷した兵士やその家族のために寄付をしました。そして、私はあなた達全員のストーリーを知らない、あなた達がどれだけ苦悩したかわからない。多くの方が友人を失くしたことはわかりますと伝えたんだ」。氏はまた、マラウィを訪れ、そこでミュージックビデオを製作することも望んでいる。

SMシティでのコンサート会場は多くのファンで埋め尽くされ、「Alive to Fight」を含む数曲を観客の前で披露した。フィリピンの人々が彼の曲とよりつながれるからこそ、フィリピンが氏の心の中でとても近い存在だと話す。「僕は自分をロマンティックドリーマーだと思うよ。そしてフィリピンの人々もとてもロマンティックで優しく、情熱的でドリーマーだと思うよ」。氏の音楽生活の中で、フィリピンの人々からのサポートがないことは考えられないと話し、「フィリピンは僕のハートにとても近い存在だ。ここの文化、人々を愛している」とフィリピンの人々への思いを語った。