市議会は、サラ・ドゥテルテ市長がアメリカ合衆国ハワイ州カウアイ郡との姉妹都市提携協定書に署名することを承認した。
事の始まりは、2017年11月1日、カウアイ郡の Bernard P. Cavalho Jr郡長より、ダバオ市市長へ手紙が送られたことからである。手紙の内容は、ダバオ市との友好を図り、互いの理解と親善を深めるための姉妹都市構想の提案であった。
そして11月8日、市長は、カウアイ郡長からの姉妹都市提携の提案書を受け入れ、今年1月15日には、市法務局がこの提案書になんら問題はないとの法的見解を示した。このような経過を経た後、承認を得るため、提案書は市議会に提出された。
決議書では両者の間で友好なパートナーシップと協力関係を築いていくと読み上げられた。協定書には、観光業、文化、農業、や通商貿易の分野において両者でパートナーシップ、交流や発展を築いていくと記してある。カウアイは、ハワイ州の中で4番目に大きな島で、経済は主に観光業で支えられている。
カウアイ郡が、ダバオ市が姉妹協定を結ぶ最初のアメリカ合衆国の郡や市ではなく、1994年にはワシントン州のタコマ市(Tacoma city)がダバオ市の姉妹都市となっており、他には、中国の南寧市、台湾の基隆市、インドネシアのマナド(Manado)等と協定を結んでいる。