フィリピン沿岸警備隊のダバオ支部は、未登録の船(エンジンの有無を問わず)を押収するため、来年度より「Oplan Guyud」と呼ばれる活動を実施する予定だ。
「安全保障環境ナンバーシステム(SSENS)にて登録を済ませていない船は全て、船舶に関する必要な資料が提供されていない限り、押収する予定だ」、水曜日に開かれたAFP-PNP南ミンダナオ報道陣の記者会見にて、フィリピン沿岸警備隊ダバオの指揮官であるジョージ・マガント氏はそう述べた。
また同氏は、今年7月からSSENSの登録が開始されたことから、今回の活動を翌年度の1月より始めること、ダバオ湾全体を管理するために登録期間を延長したと語っている。
ブカナ、サマル、サンタ・アナおよびダリアオ地区では登録済みの船が約5000隻と多く、一方で未登録の船は500隻ほどになっている。これにはエンジンを持たないものも含まれており、理由は犯罪者が逃亡の際にそれらを使用しているとの報告が寄せられたことから、当局がそれらの船の登録も義務的に要請しているためである。