ダバオ地方の5つの州からの25人の職業学校生が、2018年にタイで開催される、第12回東南アジア諸国連合技能競技会(12th Association of Southeast Asian Nations Skills Competition )と2019年にロシアで開催される、世界技能競技会(the World Skills Competition)に国の代表として参加するために、ダバオ市で3日間の日程で行われている競技会において競い合っている。
この技能競技会は、フィリピン技術教育技能開発庁(TESDA;Technical Education and Skills Development Authority)により開催される、2年に1度のイベントで、職業学校訓練生や学校を卒業した者、産業労働者の能力や適正を評価、査定する目的で行われている。参加者たちは、自動車技術、美容セラピー、電気設備、グラフィック設計、ITネットワーク管理、ソフトウェアソリューション、ウェブデザイン、機械工学、溶接、オートバイ技術などの分野で競い合う。
TESDA11地区の責任者、ガヨン氏は、「これはただの競技会ではありません。教室の外で、または職場の外で彼らが、彼ら自身の能力をどこまで高めたかを、実際にデモンストレーションすることになるのです」と述べた。また氏はこうも付け加えた。「生徒たちへ農業機械を学ぶことを促すために、新しい分野として、“稲作農業機械技術”を紹介します」。
表彰式は11月7日(火)、リージョナルトレーディングセンターで行われる。上位三人には、メダルと賞金が贈呈される。賞金額は、5000ペソ、3000ペソ、2000ペソとのこと。様々な分野の競争相手の中から勝ち残った1位の参加者は、次の段階へと進み、今年の12月に行われる“Mindanao Zonal Battle of the Best”に地区の代表として参加する。
ガヨン氏は、2018年のタイでの大会、そして2019年のロシアでの大会に、この地方から代表者がでてくれることを期待すると話した。