9月6日にダバオ市カリナン地区のバランガイ(最小行政区)タマヨンを震源とするマグニチュード4.7の地震がダバオ市を襲い、少なくとも125人の生徒が失神したと報告された。
ダバオ市災害リスク軽減管理事務所(以下CDRRMO)の報告によると、87人の生徒が現場で治療を受け、37人が病院に搬送され、その後無事に退院したという。軽度から中程度の校舎のひび割れが報告された学校は8校で、CDRRMO及び市技術者事務所(CEO)、教育省ダバオ地方事務所(DepEd11)の検証と評価の対象となっている。
この地震の影響で、国立ミンタル中高一貫校、ヴィンゾンス小学校、マティナオ・ビアオ小学校。マリア・クリスティナ農業高校、タガクパン小学校、トゥグボク小学校、ワンガン小学校がブレンド型学習に移行した。また、11軒の家屋にも天井や壁に軽度から中程度のひび割れが確認されたが、こちらは現在検証、評価中である。
フィリピンでは地震が多く、CDRRMOや各バランガイが主導した避難訓練などが行われている。地震の直後に大雨が来ると他の災害も併せて発生する可能性があるため、しばらくは油断せずに過ごしたい。