【News】断続的な大雨によりダバオ川で危険水位を超える、川沿いの約3千世帯が避難

道路

3月7日月曜日、ダバオ川沿いで氾濫の危険が迫ったため、付近の15のバランガイに住む約3,000世帯が避難する事態となった。現在、水位は下がっており、ほとんどの住民が家に戻っている。ダバオ市では、3月は雨量が多くなり、今回のように水位が断続的に増えることが多くなる見込みだ。

ダバオ市リスク軽減管理協議会(CDRRMO)のAlfredo Baloran所長は、3月8日、ダバオ川沿いに住む2、921世帯13,740名が避難したと明らかにした。しかし、この数値は現在把握している数値で、ダバオ市社会開発局(CSWDO)が確認を進めているという。避難対象になったバランガイは、Tugbok Proper、 5-A、 8-A、 9-A、 10-A、 19-B、 Sto. Niño、 Tigatto、 Talomo、 Buhangin Proper、 Matina Crossing、 Maa、 Mandug、 Waan、 および Lasangであった。

避難は7日月曜午後7時ごろ、断続的な増水を受けて始まった。その後7時17分、バランガイTamuganではダバオ川の水位が危険ゾーンを超え、その後対象バランガイに警報が鳴った。今回の洪水では、被害者の報告は出ていない。しかし、Sitio MalapangiとバランガイMalabogの二車線道路では地すべりが発生し、車両が通行できない状態となった。

ダバオ市では、ここ数日にかけて大雨が降っていた。この時期はラニーニャ現象の影響を受け雨が降りやすく、4月までこの状態が続く見込みだ。そのため、Baloran所長は、大雨が降る危険があるため、常に警戒しておくよう市民に呼び掛けた。

今回の避難に伴い、ダバオ市役所が所有する移動式キッチンがすぐに手配され、避難所に集まった人たちに温かい食事が振る舞われた。また、食事だけでなく、テントも配られたという。また、翌日である8日火曜の朝、避難してきた人のほとんどは帰宅したという。

川の氾濫に備え、川沿いの住民は迅速に避難することができた。それだけでなく、避難する際も食事やテントが配られるなど、安心して避難することができる環境も整っていた。今後再び大雨によって避難する場面が出てくるだろうが、そこでも命を守る行動ができればと思う。

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