【News】これから雨季を迎えるダバオ市、洪水や地滑りへの警戒が呼び掛けられる

ダバオ市災害リスク軽減事務所(The Davao City Disaster Risk Reduction and Management Office: DCDRRMO)は、災害が起こりやすい地区に住んでいるダバオ市民に、ラニーニャ現象期間中の長雨や激しい雷雨による洪水や地滑りが発生するかもしれないと警鐘を鳴らした。

ダバオ市災害ラジオに出演したAlfredo Baloran所長は、ラニーニャ現象の期間中にダバオ市は長雨と激しい雷雨が発生しているため、災害が起こりやすい場所に住んでいる市民は気を付けておくようにと呼び掛けた。ラニーニャ現象は2022年3月まで続く可能性がある。そして、「ラニーニャ現象による雨季の間、長雨や激しい雷雨が起こります。Pasagaの天気予報によると、2021年3月まで続く見込みです。災害が起こりやすい場所や地滑りが起こりやすい場所に住んでいる皆さんは、長雨が斜面の土砂を柔らかくし、地滑りの危険性を高めるため気を付けてください」と呼び掛けた。

ここ最近も、10月4日にバランガイTalomo ProperのPurok64で地滑りが発生し、3件の家屋が被害に遭っている。これらの家に住んでいた20名は、現在親戚の家に身を寄せて一時避難している。この地滑りは台風によってもたらされた雨雲によって、昼から夜にかけて降った断続的な雨が原因で発生した。

Baloran所長は、ハザードマップで示された家庭に手紙をすでに送っており、地滑りが起こる前にバランガイの職員にも伝えていると述べた。さらに、地滑りの危険がある採石場跡地にある住居に対しては、もっと安全な場所に移るようアドバイスもしているという。加えて、洪水が起こる可能性のある低い土地に住む人たちにも、常に天気に気を付けておくよう呼びかけてもいると述べた。

さらに、同所長は、「これらの場所では大雨や、市内の河川が氾濫した時に影響を受けやすいです。ダバオ市には6本の大きな川が流れています。川岸や川沿いにまだ住んでいる人たちには常に警戒し、家族の身を守らなければならないときには自主的に避難するよう呼びかけています」と語った。

ダバオ市の気象情報などについては、ダバオ市災害リスク軽減事務所(The Davao City Disaster Risk Reduction and Management Office: DCDRRMO)およびダバオ市役所(The City Government of Davao)のFacebookページから確認できる。これからの雨季に備え、一人ひとりが命を守る行動をとることが重要だ。

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