【News】市民対象のPCRテスト、範囲をさらに広げて実施へ

モール出入り口

ダバオ市は、新型コロナウイルス(Covid-19)の現状把握に全力で取り組んでいるようだ。ダバオ市は、綿棒でおこなうPCRテストをさらに多くの人を対象にしておこない、Covid-19感染者を徹底して調べることとしている。

5月13日には露天商や労働者、客船の操縦士、the Sasa Wharf and Marketで働くその他従業員を対象に、そして5月14日にはthe Toril Fish Portのその他従業員を対象にPCRテストがおこなわれた。さらに、先日の火災で家が全焼したバランガイIlangおよびTibungcoの住人が避難生活を送るセンターでもPCRテストをおこなう計画となっている。これだけではない。5月2~8日にかけて、ダバオ市は、感染者の追跡調査で明らかになった二次接触者や三次接触者にもPCRテストをおこなった。徹底して感染者を見つけ出し、感染拡大を阻止しようとしている。

また、5月13日、ダバオ保健所のAshley Lopez医師は、ダバオ市の災害ラジオに出演した。そして、一部の地区ではPCRテストをおこなえる場所を既に運用していることを明らかにした。そして、ほとんどの地区の保健所にPCRテストの施設を確保しており、インフルエンザのような症状への対応を既に指示していると述べた。

そして、Lopez医師は、検査の対象になるのは咳や悪寒、熱などのインフルエンザに似た症状を10日以内に感じた人で、これに該当する市民は最寄りの保健所に診察に行くよう促した。また、PCRテストに関してはスタッフに限りがあるため、週3回に限定しておこなっていることも明らかにした。

ダバオ市ではここ数週間、市内のCovid-19新規感染者が増加傾向にある。しかしながら、これに警戒しながらも、Lopez医師は最近おこなっている市民対象のPCRテストの数に比例して感染者が増えているのだと言及した。また、毎日検査で明らかになる陽性率についても5%以下の状態が続いていると語った。

再び感染の波をダバオ市で引き起こなさないために、関係各所は奮闘している。