4月22日(木)、ダバオ市は現在市内で導入されている新型コロナウィルス追跡システム「DQR」において、市民への新型コロナウィルスワクチン接種の予約登録を可能にする拡張機能を導入し、早ければ26日の週に運用を開始したいと公表した。
ダバオ市の新型コロナウィルス追跡システムシステム「DQR」は外出する際に市民が携帯する義務があるもので、ショッピングモールや店舗、飲食店などに入店する際にQRコードを読み取られ、クラスターなどが発生した場合に濃厚接触者の特定や感染者の行動履歴の確認などに役立てられる仕組みである。
ダバオ市の担当者は、ほとんどのダバオ市民は「DQR」を現在まで登録していることもあり、市の既存のシステムにワクチン接種予約登録の機能が追加されることで多くの市民がワクチン接種の予約を簡単に、なおかつスムースに実施できる仕組みになることを期待していると述べている。
新型コロナウィルス追跡システム「DQR」のワクチン接種予約拡張機能は、「DQR」のWEBサイトあるいはアプリからアカウントにログインして、 vaccine pre-registrationボタンをクリック、必要な情報を登録することで受付が完了される。
ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、市内の新規感染者数を抑えて込んでいくためにも市民同士の接触機会を極力減らし、大人数が集まることのない様にするべきだと繰り返し訴えている。そのため「DQR」においてワクチン接種の予約機能が追加されることに対して非常に期待したいと述べており、ワクチンの接種状況や届いたワクチン本数などの情報を今後「DQR」に更新していくとしている。