ミンダナオ最大の公営病院、南フィリピン医療センター(SPMC:Southern Philippines Medical Center)は、11日、創立100周年を迎え、病院は今後も最高の医療サービス提供へ向けて”変化”し続けることを約束、病院の代表Dr.ベガ氏は、施設全体、設備、人的資源およびサービスを含む多くの側面で”変化”が当てはまると述べた。
SPMCでは、今年初め、ミンダナオ全域からより多くの患者受入れられるよう5つの新しい保健施設が開設されている
1)4階建てのSPMC集中治療ユニット:52床のICUベッドを有する入院施設
2)セントラルICUおよびSPMC癌研究所:小児、成人がん患者の為の外来、入院施設および軽度の手術施設
3)多目的ルーム、アクティビティルーム、プレイルームなど、より多くのスペースを有した「希望の家」の別館
4)最新鋭の医療器械を備えた、新しい疾患病棟
5)地元出身の彫刻家クブライ・ミラノが完成した「希望の蝋燭」記念碑(患者とその家族が芸術に触れ、精神性、物理的に病気に対処できるような空間を目指し、ミラノ氏の惜しみない努力と協力の元、完成させたもの)
Dr.ベガ氏によると、SPMCは高度医施設である為、専門性を必要としており、これらの施設が必要であると考えたとのこと。今後のビジョンとして、医療専門家のサービス向上を目指しており、更に最前線のサービスを改善していく方法も模索中である。緊急治療の医療専門家も増え、今後看護師の人材もトレーニングしていくとのこと。
現在1,500床のベッドを持つSPMCは、1917年にSan Pedro St.沿いにのダバオメディカルセンターとして 建設。たった25床であった。1946年にダバオ総合病院に改名され、収容能力は約200床増加、1957年にJPローレル通りに移動現在の場所に建設されダバオ地域医療訓練センターに改名されました。 SPMCという名前は2009年に設定されている。