1月25日(火)、市内における新型コロナウィルス感染拡大で、2020年5月から継続されているダバオ市が定めるコミュニティ隔離のガイドラインに関して、ダバオ市警察がこれまでに逮捕した違反者の総数は15,470件、起訴件数は3,800件にのぼることが判明した。
ダバオ市警察が公表した報告書によると、2021年1月23日までにダバオ市が定めるコミュニティ隔離のガイドラインのうち、夜間外出禁止令に違反した者の数は3,262件、公共の場所でのアルコール類摂取及び販売禁止令違反者数は555件、ソーシャルディスタンス及び大人数での集会違反者数は6,617件、マスク着用義務違反者件数は2,333件、フェイスシールド着用義務違反者件数は、2,670件等となった。
さらに、バイクの二人乗りルール違反で逮捕された件数は2,880件、うち902件で起訴されており、また、問題となっていたダバオ国際空港に到着した乗客が偽のPCR検査の陰性証明を提出して検疫を逃れようとする行為については、これまでに33件の逮捕数数が確認され、うち10件で起訴されているということである。
ダバオ国際空港に到着した乗客は72時間前までに受けたPCR検査の陰性証明書を当局提出すれば、到着時の無料PCR検査は免除されている。しかしながら、当局は偽のPCR検査の陰性証明書を提出する者が増加傾向にあるとして、懸念を強めていると述べている。
ダバオ市のコミュニティ隔離のガイドライン、夜9時以降、翌朝4時までの外出禁止、24時間のアルコール類販売禁止等は1月末まで有効であり、現在のところ延長されるかは未定である。しかしながら、月末にこれら規定の期限を迎えることから、今週は来月以降どのような決定がなされるのか注目されている。
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