18日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演し、2020年3月から2021年1月18日まで新型コロナウィルス感染症に感染したダバオ市職員の総数は合計118名であることを明かした。合計数のうち18名がまだ治療を続けているという。
サラ市長は、新型コロナウィルスに感染した職員の具体的な個人情報についてのコメントは控えたが、違法薬物取締協議会、911、シティエンジニアリングオフィス、検察等に所属する職員他、市内複数のダバオ市関連の部署で感染が確認されたと明らかにした。
しかしながら、同市長は、新型コロナウィルスへの感染が確認された市職員の現状やその感染経路については明らかにしていない。ただ、これらの感染事例では市関連の事務所や部署内での集団感染、クラスターが発生したという報告は聞いていないと述べるに留まった。
ダバオ市では2020年10月23日以降、新型コロナウィルス感染防止対策とクラスター発生防止対策のため、市の関係機関のみならず民間企業や個人事業主にも通勤時間を柔軟にする、オフィス勤務者の人数を減らす、在宅勤務やフレックスタイム業務推奨する等の行政令を2021年6月30日までを期限として発行している。
フィリピン保健省ダバオ支部によると、1月18日(月)時点で、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は10,473名であると報告している。8,463名は既に回復し、485名が死亡、1,525名が現在も治療中であるということだ。昨日、新たに感染が確認された人は103名となっている。