新型コロナウイルス(Covid-19)対応で必要な機器に、PCRテストの分析機器が挙げられる。ダバオ市にも続々と導入が進んでいるが、この度、南フィリピン医療センター(SPMC)に新しい分析機器が整えられた研究室が寄贈された。1日に可能な検査数を増えるだけでなく、精度の向上が期待されている。
今回の寄贈は、Metrobank Foundation (MBFI)とGeorge Ty財団によっておこなわれ、Ateneo de Davao 大学(AdDU)が同機器を設置した。今回寄贈された研究室を使うことで、Covid-19のPCRテストを1日に200件おこなうことができ、その結果は3日で分かるという。
今回の寄付にあたり、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は「新しい研究室によって、Covid-19の検査結果が向上することが期待される。今回寄付された研究室によって、検査数が4倍に増えることも期待したい」と語った。また、AdDUの学長であるFr. Joel Tabora氏は、記念式典にて、「寄贈された機器類は、検査数の増加だけでなく、その精度向上も期待できるものだ」と語っている。
同研究室は、Covid-19対応のために国に寄付された10番目のものとなった。現状で、SPMCは1日1,000件以上のPCRテストを可能としている。今回の寄付により、さらなる検査が可能になるだけでなく、精度の向上も期待される。ダバオ市のCovid-19対応はより手厚いものとなるだろう。