【News】ダバオ市では643名の感染者を確認、多くの医療従事者に感染を確認

SPMC

フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月16日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は643名であることが発表された。うち34名が死亡し、395名は既に回復したという。昨日、新たに30名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は214名となっている。

また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は878名で、うち42名が死亡し、489名が既に回復したと発表されている。

15日(水)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、同市の新型コロナウィルス感染症対策拠点であるフィリピン南部医療センター(SPMC)に勤務する医療従事者にPCR検査を実施したところ、56名の医療従事者が新型コロナウィルスに感染していたことが分かったと述べた。

フィリピン南部医療センター(SPMC)は、市内における新型コロナウィルス感染症対策の拠点であり、行政指定の病院でもある。サラ市長は同病院で働く医療従事者で新型コロナウィルスに感染したスタッフの財政支援として、自身の1年間分の給与2.1百万ペソを寄付し基金にするとしていた。

該当者には一人5万ペソが支給されることになっているが、フィリピン南部医療センターに勤務する医療従事者の感染者増加に伴い、基金の予算が枯渇しつつある現状が報告され、今後の支給額を一人当たり3万ペソに減額して設定し、引き続き財政支援を行っていくとしている。