ダバオ市は、新型コロナウイルスの流行により影響を受けて閉鎖した企業の労働者、約42,000人を臨時雇用する「Work For Davao」を実施する予定であると6月上旬に発表していたが、第1回目に臨時雇用をした831名分の給与を支払うための予算、3.29百万ペソを7月14日にリリースしたと公表した。
「Work For Davao」では平日月曜日から金曜日まで仕事が用意され、労働者は1日396ペソの日当を受け取る。サラ・ドゥテルテ市長は、雇用期間は10日間であり、本プログラムは都市封鎖によって解雇された人々の緊急雇用であると述べている。 また、「Work For Davao」プログラムには全体で約1.6億ペソの予算が計上されている。
今回の予算は、第1回目に臨時雇用した人に対しての支払いであるが、ダバオ市によると、プログラム全体で第23回分を準備しており、新型コロナウィルス感染拡大や都市封鎖の影響で失業した42,915名の市民が、同プログラムに参加する予定で、第2回目は1,612名の市民、第3回目は1,773名の市民、第4回目は3,022名の市民が同プログラムに参加する予定だ。
ダバオ市は本プログラムとは別に、家庭の収入が減って教育を受けられない子供たちのために、5000万ペソの予算を組んで教育支援プログラムも推進している。同プログラムは子供が小学校から高校に通っている家庭が利用可能であり、サラ・ドゥテルテ市長は「いずれのプログラムも、資金は昨年提案された非インフラ系プロジェクトに割り当てる予定であった予算を使用する」と、説明している。