ダバオ郊外へGO!
皆さん、こんにちは。ダバオッチ編集部です。旅行に行くと困るのが現地での交通手段です。交通手段と言えば、ダバオのタクシーは初乗り40ペソからのメーター制でおつりをしっかりと返してくれる誠実なドライバーが多いので利用する人が多くいます。
また、市内の移動など至近距離だと乗り合いバス(ジープニー)が初乗り8ペソからで、地元の人の必須移動手段となっています。旅行の思い出にと利用される方もいるかと思いますが、では、ダバオから少し離れた郊外に行くには地元の人はどうしているのでしょうか。
実はダバオには電車がまだ走っていません。モノレールや電車等の構想は今現在進行中ですが、大抵の場合、皆バスを利用します。今回編集部では、なかなか情報がないと言うダバオッチユーザー様からのリクエストで、中長距離バスの現状についてお伝えすべく、ダバオで唯一の大きなバスターミナルを取材してきました。
【ミンダナオ島各所を移動するならバスターミナルへ】
今回取材に伺ったのは、「The Davao City Overland Transport Terminal」 、通称、DCOTTです。このバスターミナルは敷地面積が約1.7ヘクタールで、行政が運営・管理しています。毎日15000~20000人もの利用者がいるそうです。
バスターミナルに停車するバスの行き先は、ダバオ市外の街や州に向かいます。DCOTTは、ミンダナオ島の他の地域と定期便を運行させていて、カガヤン・デオロ、ブトゥアン、ジェネラルサントス、マティやコタバト等、18の大手バス会社が所有する中型バスと大型バス750台の出発点や終着点になっています。
バスターミナルの施設内に足を運ぶと、そこには160もの小さな店舗が並びます。(出店、露店、特別区画)。その中には、30以上の飲食店があり、250名ほどの売り子も食べ物を売っていますので、終日大変賑わっています。
ターミナルの入り口には、ATMがありますのでご心配無用です。旅行前にはちょうどいいですね。バスターミナルの施設内に入る前に荷物チェック(セキュリティーチェック)があります。セキュリティーには万全を計っています。荷物チェックを終えるとやっと中に入れます。
ターミナル内には待合室があります。椅子もあり、冷房も効いているので快適です。ドーナツやシュウマイのお店がありました。バスに乗るまでの待ち時間もゆったり、リラックスして過ごすことができます。
余談ですが、ターミナル内には見覚えのあるパネルが。そう、待合室にダバオ出身のドゥテルテ大統領のパネルがありました。ぜひ記念に一枚撮影してみてはいかがでしょうか。
バスターミナルは、北行きと南行きの2つで構成されています。北行き、カガヤン・デオロやブトゥアン、レイテ地方や、ビコール地方です。南行きはマティ、ディゴス、ジェネラルサントス、コタバト行き等がメインとなっています。行き先が大きな文字で書かれていますので、安心です。
いかがでしたでしょうか。今回は、ダバオから中長距離の移動に便利なバス、バスターミナルのご紹介をしました。一昔前までは、かなりオンボロなノンエアコンと言って窓が開けっ放しのバスもありましたが、最近は全てエアコンが標準装備されており、機材も安全性を重視したものが多くなっています。
但し、このエアコンが車内は効き過ぎている場合が多くあるので搭乗される方は、寒さ対策に長袖あるいはジャケット等を持ち込むことをオススメします。また、定期的にトイレ休憩も挟んでの運行になりますので、安心です。
また、2−3日間、移動に時間がかかりますが、ダバオからマニラ行きなんていうバスもあります。この場合、フェリーにバスごと乗り込んで海を渡りますので時間に余裕のある旅をしたい方なんかは一度体験してみていかがでしょうか。
今回は、ダバオのバスターミナルをご紹介しました。ダバオ市から、他の街、地域へ移動されるとき、他の地域からダバオに訪れる際は、是非利用されてみてはいかがでしょうか。飛行機とはまた別の特別な体験を得られるかもしれませんよ。
【基本情報】
名称:ダバオ市オーバーランドトランスポートターミナル
英語名::Davao City Overland Transport Terminal
アクセス:空港より車で約40分
住所:Ecoland Dr, Talomo, Davao City, Davao del Sur
電話番号:(082) 297-5737/ 297-4154
URL:http://davaoterminal.page.tl/
E-Mail:N/A
営業時間:毎日(4:00~22:00)
地図: