強化されたコミュニティ防疫が解除され、規制レベルが緩和されてから迎えた、初めての月曜日となる5月18日、市内の主要道路は、職場に向かう通勤者で溢れかえった。
一般的なコミュニティ防疫の実施により、多くのビジネスが再び営業を開始することが許可されたが、通勤者の数に対して市内を走るジプニーの数が圧倒的に不足する事態となった。ソーシャルメディア上には、仕事に行くことを諦めて家路に戻るという投稿が相次いで投稿された。
このような事態が起こったのは、ジプニー運転手が運行を再開するために必要となる特別許可証の発行の遅れが原因となっている。また、ソーシャルディスタンスを守るために、ジプニー内に取り付けるアクリル板などの購入ができなかったことも要因の一つとされている。強化されたコミュニティ防疫のもとでは、ハードウェアショップも営業が許可されていなかったため、事前にジプニー運転手が用意をできなかったのも無理はないだろう。
今回の状況についてサラ市長は、特別許可証の発行が、強化されたコミュニティ防疫の間に行われるべきであったと述べており、市の対応の遅れが浮き彫りとなった形だ。深刻な経済の落ち込みが懸念される中での、急がれている活動再開だけに、1日も早く労働者が職場に通える環境を整える必要があるだろう。
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