ペルシア料理がダバオで流行の兆し!?
こんにちは。ダバオッチ編集部です。今回、編集部はレストランや飲み屋、バー等が多く集まるダバオの中心地、F. Torresストリートに、日本人にはあまり馴染みのないペルシア料理を提供するレストランがあり、すごく流行っているらしいとの噂を聞きつけました。
ペルシアという言葉、日本人だとあまりイメージがないですよね?ペルシアは現在のイランを表す古名で、日本だと倭国のような感じでしょうか。そして、ペルシア料理とは、イラン(イラン・イスラム共和国)で食べられている料理の総称だそうです。特徴は料理の味付けは薄めで、ふんだんに使われた香草と香辛料で風味が付けられているということだそうですが、
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正直あまりイメージが湧きません。
ということで、実際の味を確かめに、取材に伺ったのは「SHATTER Persian Kebab」というレストラン。元々はイラン人のオーナーがダバオに店を構えていましたが、そのオーナーがイランに帰国するため、店を売却して現オーナーであるRioさんとお姉さんが2016年4月に引き継ぎました。
引き継いだ当時はテーブル4卓からのスタートで、僅か3か月間で行列ができるほどの人気店へと成長、もっと広い店舗で、人が多く集まる場所を探し求めて、F. Torresストリートへと、この10月に移ってきました。
繁盛の秘訣はローカライズにあり
今のオーナーである、Rioさんとお姉さんが店を引き継いでまず取り組んだこと、それはペルシア料理の代表格であるケバブ(イランではキャバーブと呼ばれる)の味を保ちながら、品数をとにかく増やしました。それから、フィリピン人の口に合うように香辛料をインド産のものに変更し、あまり味のないとされるペルシア料理にインパクトをつけ、エスニック味に仕立て上げました。さらに値段も庶民が気軽に手にできるよう、お手軽価格を設定しました。
では、早速、自慢の料理をご紹介していきましょう。今宵は魅惑のペルシアンナイトです。まずご紹介するのはアペタイザー!こちらは『HUMMUS』P69。ハマスはゆでたヒヨコ豆をすってオリーブオイル、にんにく、レモン、胡麻などを混ぜたペーストで、中東地域生まれのディップのこと。海外セレブたちは美容やダイエットフードとして活用しているとか。
続いては、『ROASTED BEET HUMMUS』P80。その名の通り、ローストされたテンサイです。スペルが似てますが、BEEF(牛肉)ではないので、気をつけてくださいね。注文するときはしっかりスペルを確認することをオススメします。赤のビーツ(テンサイ)は色鮮やかな新商品です。
さてさてどんどんいきましょう〜
こちらは『BEEF KEBAB WRAP』P79(シングル)、P149(ダブル)。正真正銘のBEEF(牛)です。BEET(テンサイ)のケバブではありませんよ〜。ケバブは中東地域とその周辺地域で供される、肉・魚・野菜などをローストして調理する料理の総称。イランではキャバーブと呼ばれてます。生地に野菜や肉を挟んで頬張ります。あっ、肉汁が・・・
ヨダレがとまりませんが、どんどんご紹介していきます。続いては仲間で、あるいは家族で楽しめる嬉しいサイズの『ULTIMATE KEBAB PLATTER』P335。先ほどのビーフケバブ、スパイシーなビーフケバブ、クミンをふんだんに使用したケバブ、チキンのつくねケバブ、羊肉のケバブ等、いろんな種類のケバブが楽しめちゃいます。
さらにローカライズの定番『SHAWARMA BOWL』P110。シャワルマは、日本では馴染みが薄いですが、ファストフード感覚で気軽に食べられる中東のサンドウィッチのことです。しかし、ここはサンドウィッチではなくやっぱりフィリピン人が大好きなライス!
エスニックな味を損なわないように、ターメリックを使用して、タマネギ、ピーマン、レタスがあっさり感を演出。お肉はビーフかチキンか選べちゃいます。何とも嬉しいサービス。う〜ん、た・ま・り・ま・せ・ん。
極めつけは、コチラの料理、『CHICKEN CURRY MASALA』P145。マサラとはインドなどで用いる混合香辛料のこと。各種の香辛料やハーブを混合したもので、カレー料理の調味やミルクティーに入れます。カシューナッツやコリアンダーとジックリ煮込まれたカレーに満足すること間違いなしです。
最後はデザートをご紹介。スプーンを逆さにしても落ちない、濃厚さとクリーミーさで日本でも人気のギリシャ・ヨーグルト。それがコチラで食べれちゃいます。しかもなんと自家製。『SHATTER YOHOGURT SHAKE』P75。ストロベリー、マンゴー、グレープ、メロン、オリジナルの味の中から選べます。
写真:左からオリジナルとストロベリー味
気さくで陽気なスタッフと笑顔溢れる店内
オーナーのリオさんは料理担当。いつも自分の家族や友達をもてなすように心掛けてお店を経営しています。だからお値段もとても良心的。繁盛店の秘訣を聞くと、「いつも愛を込めて調理するの、そうすると不思議と一層おいしくなるものよ。」と笑顔で語ってくれました。
写真:Rioさんとスタッフ
お客さんを待たせるのも、申し訳ないという彼女の店は注文からサーブまで非常に早い。またせっかく食べに来てもらうのだから、健康になってほしいと、料理に一切の化学調味料を使っていないそうです。
ダバオで魅惑のペルシアンナイト是非味わってみてください。数々の料理やスタッフのもてなしが、あなたをきっと笑顔にしてくれるでしょう。
その他のメニューはコチラ。
【基本情報】
店名:Shatter Persian Kebab(シャターペルシアンケバブ)
ジャンル:レストラン
住所:Door 2 Davao Automobile Center, Davcon Compound Davao City,
電話番号:0915 108 0000
営業時間:日曜定休日(11:00 〜 24:00)
URL:https://www.facebook.com/shatterpersiankebab/
価格:80〜150 ペソ
最終情報更新日:2016/11
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