【News】ダバオ市、区画整理条例違反の取り締まり成果を強調

コンドミニアム

ダバオ市区画整理課の管理官Roy Ryan Rigor氏は、ダバオ市が検察に対し30件以上の建築基準法違反と区画整理条例違反について告訴状を提出したと発表し、自治体の法令順守の姿勢を強調した。

条例違反はダバオ市の条例 「ダバオ市の包括的区画整理(No. 0546-13)」およびフィリピン建築基準法(大統領令No.1096)に違反し建設されたビルが主な問題となった。Rigor氏は市の建築検察官と調整を行い、ビルオーナーへの告訴状の提出に踏み切ったという。

Rigor氏は、告訴を起こしてまで法令違反を厳しく取り締まる姿勢は、建築許可を求める企業に対し法令順守の注意喚起になると説明したほか、建築許可を取得せずに建設を進めた事例として、現在政府と係争中のショッピングモールGaisano Capital in Barangay Mintalを例に挙げ、正式な手続きの順守を促した。また同氏は、法令違反で過失が認められた会社のオーナーには、建築にかかった金額の10~15%の罰金もしくは6ヶ月から1年間の懲役が課せられるとも述べた。

政府は法令違反を犯した企業を告訴することにより、区画整理条例を厳格に施行している姿勢を示そうとしている。現在は建物の所有者と建築業者に対し法令を順守するよう警告している状況ではあるが、正しい手続きを踏んだ建築計画に対してはより強力なお墨付きがつくといえる。また法令順守の姿勢が守られれば、ダバオ市の都市計画に最適な場所にビルが建築されていくだろう。