コカ・コーラ・ビバリッジ・フィリピン株式会社(以下:CCBPI)のJuan Lorenzo Tañada氏と、ダバオ市副市長のSebastian Duterte氏は共同でペットボトルの回収とリサイクルの支援についてコミットメント・ウォール(マニュフェストや政治的な目標を書き込む壁)に署名した。また、署名後にはCCBPIの担当者から、再生ペットボトルを模したオブジェの設置も発表された。
オブジェは1000本のペットボトルを再利用して作られたベンチと、600本のペットボトルを使用したゴミ回収ボックスの2つで、使用したペットボトルはダバオを拠点とするペットボトルリサイクル企業Winder Recycling社から提供されたものだ。
Tañada氏は、ダバオ市の一大イベントKadayawanにおいて、CCBPIが目標とする廃棄物のない世界に対し、自治体が支援を表明したことについて感謝を伝えたほか、環境に優しいライフスタイルを促進する有意義な機会になったと述べた。
CCBPIはSNSキャンペーンでの環境保護の促進も行っている。キャンペーンの一つである#BetterBottleCapChallengeでは、コカ・コーラのボトルをユニークな方法で回収ボックスに投げ入れる動画・写真をSNSが拡散された。また、ダバオ市のSta. Ana港にはCoke Studio(CCBPIが開設する特設ステージ)が開設され、ローカルアーティストが出演するなど、ユニークな方法でリサイクルやペットボトルの回収を呼びかけている。
Kadayawanの開催期間中、ダバオ市には国内外から多くの観光客が訪れる。それに伴い廃棄物の量が増えることが予想されているなか、大企業や地方政府は環境保護に対する姿勢を市民に対しても求めている。