ダバオ市農業部(City Agriculturist Office:以下CAO)はこの度、2018年におけるダバオの工芸作物の生産量が19.38%増加したことを発表。これは、2018年の生産が前年の5,276トンから6,300トンに上昇にしたことを示すデータに基づいている。
さらにデータからは、カカオの収穫量が2017年の3,400トンに比べて2018年では4,170トンと、最高の収量を出していることも確認できた。
これらの結果は、国内におけるカカオの全需要の最低80%を供給する 「チョコレート・キャピタル」 になりたいという地方自治体の後押し、そして2016年から農務省(Department of Agriculture)が供給してきあカカオの苗のおかげとされている。
なおCAOのLeo Brian Leuterio氏曰く、国内のカカオの需要は10万トンまで増加した一方で、ダバオ地域は1.6万トンしか生産できていない。苗木の供給ならびに農場の修復を通じての生産量アップが、解決の糸口だと同氏は強調した。
ダバオ市の主要工芸作物は現時点ではカカオ、コーヒー、アバカ、ゴム、ならびにピリーナッツである。