ダバオ市のトリル地区に広がるバランガイ Sibulanの農地では、100ヘクタールにわたる有機農業が取り入れられている。ダバオの農業改革協同組合(Foundation for Agrarian Reform Cooperatives、以下Farm Coop)のPeter Alvarado会長が、11月22日に開かれた記者会見の際に明らかにした。
Alvarado会長によると、バランガイに住む600人の農民のうち300人が2004年より有機農業を実践しており、現地ではバナナや珈琲豆、カカオをはじめとした有機農産物を栽培して海外に輸出しているとのことだ。
Farm Coopはバランガイ Sibulanをオーガニックゾーンとして支持しており、11月20日にダバオ市議会はバランガイ Sibulanをオーガニックゾーンと宣言する条例を可決している。これを機に、市内のその他のバランガイに対しても、有機農法の実施を促したい考えだ。
Alvarado会長は、ダバオ市政府と農家協同組合は、より多くの農家を有機農法に転換するように促しており、その為のトレーニングや講義、セミナーも実施していると述べた。