【News】ダバオオリエンタル州で「ウミガメ」を保護する活動

サマル島ビーチ

2020年が始まる少し前のこと、ダバオ地方で新たな命が見つかった。ダバオオリエンタル州で「ウミガメの卵」が見つかったのだ。この卵は100個以上も発見され、同州の環境保護団体によって保護された。

環境保護団体のAmihan sa Dahicanがおこなう「Save our Seas Project」のパトロールメンバーは、午前4時30分ちょうどに、母亀が産卵しているのを見つけた。卵は、ダバオオリエンタル州Mati市にあるDahican海岸で発見された。その数は120個におよぶ。その後、この卵は鳥などの生物から捕食されるのを防ぐため、パトロールメンバーによって回収された。現在、同環境団体によって観察されており、60日ほどで孵化するという。

環境保護団体のAmihan sa Dahicanは、海岸にいる海の野生生物を保護する活動をおこなっており、子どもたちのお世話や、観光客にサーフィンなどを教える活動も展開している。また、同環境団体のパトロールチームによると、oliver ridley turtleは10~5月、green and hawksbill turtlesは5~9月に産卵するという。同団体は、これらのウミガメを守るために、卵を保護し、孵化する活動を展開している。

ダバオ地方の豊かな生物を守る活動が、数多く見られる。貴重な生き物の命をつなぎ、豊かな自然や生命を次の世代にも伝える活動が、これからも続いてほしいと思う。