【News】ダバオ市長、ウミガメの保護を推進

骨格標本展示

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏はダバオ市民に対して、ダバオ市周辺の海域を新たな住み家とした絶滅危惧種の”パウィカン(ウミガメ)”の保護キャンペーンに参加するよう求めた。

フィリピン国内には絶滅の危機に瀕している7種のウミガメの内、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメ、アカウミガメ、ならびにオサガメの5種が生息している。ダバオ湾、特にダバオ市評議会が海洋保護区として宣言したマティナ・アプラヤおよび、プンタ・ドゥマラグはウミガメの産卵地の一つでもある。

2月19日には、プンタ・ドゥマラグ地区にあるAboitiz Cleanergy Parkにて、産卵を終えたと思われる雌ウミガメが海へと帰っていく姿も目撃されている。同パークは、生息地保全と生物多様性の管理に焦点を合わせた8ヘクタールの野外学習センターであり、ケガをして救出されたウミガメを保護してきた。

Aboitiz Groupは、ウミガメとその生息地の保持・保護を強化するため、環境天然資源省およびダバオ市政府との間で、Cleanergy Park内にパウィカン・センターを設立する覚書に署名を行っている。