エドサ人民権力革命(以下EDSA革命/ピープルズ・パワー革命)から40周年にあたる2026年2月25日、ダバオ市で複数の進歩派団体が集会を開き、国内の汚職疑惑や権威主義的統治を強く非難した。
主催したのは、アナクバヤン南ミンダナオ支部(以下Anakbayan)、カバタアン党リスト南ミンダナオ地方支部(以下KPL)、ストップ・コラプション・アライアンスなどの団体。
ダバオ市警察署(DCPO)によると、同日午後、ロハス通り沿いのフリーダムパークに約100人が集まり、「すべての汚職者を処罰せよ」「マルコス・ドゥテルテ打倒」「汚職者を投獄せよ」と書かれたプラカードを掲げた。会場では演説やパフォーマンスのほか、EDSA革命の追悼行事も行われた。
バヤン・ムナ党の地域代表であるラウフ・シッセイ氏は、EDSA革命の意義を改めて想起し、汚職や権威主義的統治との闘いを継続するよう市民に呼びかけた。
シッセイ氏はメディアの取材に対し、「マルコス大統領、サラ・ドゥテルテ副大統領、議員や上院議員を含め、汚職に関与したすべての公職者は責任を問われ、起訴・収監されるべきだ」と述べた。
良き統治を求める声
一方、Anakbayanのファウゼア・グイアニ議長は、かつてフィリピン国民がフェルディナンド・マルコス元大統領を追放したものの、国民の苦境は終わっていないと主張した。
グイアニ氏は、近年大規模な汚職問題が明るみに出ているにもかかわらず、現政権は説明責任を果たす代わりに強権的な対応を強めていると批判。
「汚職がもたらした国民の危機に向き合うのではなく、政府はむしろファシズム的措置を強化している。マルコス政権発足から3年間で、超法規的殺害は134件、恣意的逮捕は822件、強制失踪は14件に上る」と述べた。
これらの数字は人権侵害の深刻化を示すものであり、同時に経済問題も依然として解決されていないと指摘した。
ストップ・コラプション・アライアンスのエルマー・ジョン・ムパス代表は、今回の40周年記念集会は「良き統治」の実現を訴える場であり、汚職に関与したすべての人物の責任追及と収監を求めるものだと述べた。
「フィリピン国民は団結し、政府に圧力をかけ、最上層から末端に至るまで汚職官僚を排除しなければならない」と語った。
2月25日の祝日扱いに批判
また、バヤン・ムナ党のシッセイ氏は、フェルディナンド・ボンボン・マルコス・ジュニア大統領が、EDSA革命の記念日を「特別勤務日(Special Working Holiday)」と位置づけていることについて、歴史の歪曲および歴史修正主義にあたると批判した。
シッセイ氏によると、マルコス大統領は就任以降、2月25日を非労働日の祝日として宣言していない。
「EDSA革命の記念日に祝日を宣言しないことは、かつて闘った人々への侮辱だ」と述べた。
さらに、現政権はEDSA革命の歴史的意義や、フィリピン国民がマルコス元大統領を追放した事実を忘れさせようとしていると主張した。






