【News】ダバオ初のムスリム・フレンドリー宿泊施設認定 — パークイン・バイ・ラディソンの挑戦

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パークイン・バイ・ラディソン・ダバオ(Park Inn by Radisson Davao)は、ダバオ地方で初めてフィリピン観光省(以下DOT)から「ムスリム・フレンドリー宿泊施設」として認定を受けた。

本認定はDOT通達の第2024-003号に基づき付与されたもので、ムスリム・フレンドリー宿泊施設に関する最新のガイドラインを定めている。この認定は、宗教的配慮や食事面での対応など、所定の基準を満たした施設に与えられる。

パークイン・バイ・ラディソン・ダバオでは、礼拝用マットの設置、キブラ(メッカの方角)表示、客室内のコーラン配置、ならびにリクエストに応じた柔軟な食事対応(豚肉不使用やムスリム向けの代替メニューなど)を実施している。また、朝食ビュッフェには専用の「ノンポーク」コーナーが設けられており、スタッフも文化的配慮に基づいた接遇研修を受けている。

キッチンおよび飲食部門に所属するムスリムスタッフもこの取り組みを後押ししており、文化的理解と利用客の要望への配慮を一層深めている。また、利用客は馴染みのある方言でスタッフと会話できるため、より温かく迎えられていると感じられる環境が整い、滞在体験の質向上にもつながっている。

2025年5月30日、DOT第11地方事務所の地方局長タニヤ・ラバット=タン氏より、パークイン・バイ・ラディソン・ダバオに正式な認定証が授与された。式典には総支配人のスヴェン・トゥーネ氏、営業・マーケティング部長のリザ・ガモ氏、フロント部門のムスリム代表ラズール・グレゴリオ氏が出席し、ホテルスタッフ一同を代表して認定を受け取った。

多様性に配慮したサービスへの姿勢をさらに明確に示すため、パークイン・バイ・ラディソン・ダバオは、2025年6月18日から20日に開催された「フィリピン・ハラール貿易・観光エキスポ2025」に主要スポンサーおよび出展者として参加した。

イベントの締めくくりとして行われた「ハラール・フレンドリー料理オリンピック」では、同ホテルのエグゼクティブスーシェフ、ヴァンス・ボリバル氏が、伝統的なタウスグ族の料理「ティユラ・イトゥム」を独創的にアレンジした「ティユラ・イトゥム・ステーキ・メダリオン」を披露した。通常はスープとして提供されるこの料理を、ボリバル氏は牛ヒレ肉のソテーに仕立て、焦がしたココナッツとスパイスで仕上げた濃厚なダークソースをかけるモダンな一皿に再構築した。この料理は本場の風味を活かしつつ、洗練された調理技術と上品な盛り付けを示している。

ヴァンス氏は、自身の料理チームに所属するタウスグ族のメンバー、アイラ氏からインスピレーションを得て、本物の文化的ルーツを料理に取り入れた。出品作は2位を獲得し、チームの創造性、文化への敬意、そしてムスリムフレンドリーな食事の専門性を示した。

DOT第11地方事務所は、パークイン・バイ・ラディソン・ダバオがダバオ地方を誰もが訪れやすい旅行先にする役割を果たしていることを高く評価した。

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