【News】ドゥテルテ親子、アテネオ・デ・ダバオ大学が実施した「ブルーボート調査2025」で首位に

ドゥテルテハウス
ドゥテルテ大統領は未だに80%以上の支持率があり、グッズ等も人気が高い

2025年の国政・地方選挙が近づく中、ドゥテルテ一家が依然として強い支持を集めていることが、アテネオ・デ・ダバオ大学による最新の調査「ブルーボート(The Blue Vote)2025」で明らかになった。

調査結果によると、元大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏はダバオ市長選の最有力候補とされており、回答者の68.37%が同氏に投票すると答えた。

また、ドゥテルテ氏の子どもたちもそれぞれの選挙戦で首位に立っており、ドゥテルテ一家が引き続きダバオ市において強力な政治基盤を維持していることが示された。

現ダバオ市長であり、次期副市長選に出馬している末子のセバスチャン “バステ”・ドゥテルテ氏は、再選に向けて60%の支持を集めた。

下院議員選挙では、第1区でパオロ・ドゥテルテ氏が56%の支持を得てリードし、その息子であるオマール・ドゥテルテ氏も第2区で50%の支持を獲得している。第3区では、現職のイシドロ・ウンガブ議員が40%で首位に立っている。

市議会議員選挙では、第1区でルナ・アコスタ氏が最も支持を集め、第2区ではダニー・ダヤンヒラン氏、第3区ではスウィート・アドビンクラ氏がそれぞれトップとなっている。

全国レベルでは、ドゥテルテ家と親しい盟友であるボン・ゴー上院議員が55%の支持を得て、上院選の最有力候補となった。

これに続き、バム・アキノ氏が51%で2位、ロナルド・ “バト”・デラ・ロサ氏が42%で3位に入り、ハイディ・メンドーザ氏が40%、ルーク・エスピリトゥ氏が38%で、トップ5を締めくくった。

この「ブルーボート2025」調査は、アテネオ・デ・ダバオ大学コミュニティの474人を対象に、政治的な意見や支持傾向について実施された。対象者には、学生、教職員、事務スタッフ、管理職に加え、大学の宗教指導グループのメンバーも含まれる。

国政候補者による公式な選挙活動が2月に開始されたにもかかわらず、調査対象者のうち全候補者リストを確認したと答えたのは49%にとどまり、半数以上は「確認していない」と回答した。

本調査は、大学の工学・建築学部長であるランドル・エスピナ博士の主導のもと、政治団体に属さず、大学の資金によって実施された。

調査の目的は、大学コミュニティ(学生や教職員)が地元および国政の課題にどのような関心を持ち、リーダーに何を求めているかを把握することにある。

調査にはミンダナオ全域の回答者が含まれており、そのうち29%がバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)の有権者であると答えた。

このうち86%が、当初は2025年5月12日に予定されていたものの、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が署名した法律により2025年10月13日に延期された議会選挙の実施を認識していた。

主要な関心事についての質問では、男性回答者は「交通渋滞」「違法薬物」「低賃金」を挙げたのに対し、女性回答者は「交通」「低賃金」「治安」「洪水や地滑りといった環境リスク」を主な関心事項として挙げた。

国政に関しては、共産勢力との和平交渉の継続を支持すると答えた人は73%に達した。

一方、政治的世襲を禁じる憲法条項の撤廃については意見が分かれており、「わからない」が36%、「反対」が26%という結果となった。

立法課題に関しては、男性回答者は「医療施設の改善」「治安の維持」「腐敗撲滅」を優先事項として挙げた一方で、女性回答者は「医療」と「反腐敗対策」を同程度に重視し、次いで「治安の維持」が続いた。

アテネオ・デ・ダバオ大学の高等教育担当副学長であり、大学研究評議会のメンバーでもあるアントニオ・バジリオ神父(イエズス会)は、「この調査は、大学コミュニティが何を重視し、どのように政治に関与しているかを明らかにするものです」と述べ、責任ある有権者を育成するという大学の使命の一環であることを強調した。

調査結果は3月28日、Zoomを通じたフォーラムで発表され、Facebookでもライブ配信された。

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