【News】臓器提供や臓器移植を金銭の取引で行うべきでないと医師たちが主張

SPMC

10月23日、SMシティ・ダバオのアネックスで開催された「Kapehan sa Davao」において、バッドアン医師は、「ドナーは、健康であり、臓器に適合しているべきである。そしてドナーは無報酬で、強制されることなく、進んで名乗り出るべきである」と述べた。

最も適合するドナーは通常、兄弟姉妹、両親、子供などの肉親であるとされている。家族が有償の非親族ドナーに頼ることもあるが、これは複雑なプロセスを要する。フィリピン腎臓学ミンダナオ学会は、臓器提供や臓器移植は決して金銭的な取引を伴うべきでなく、個人は金銭的な補償を期待すべきではないという倫理的な立場を強調した。

フィリピン南部医療センター(以下SPMC)では500人の透析患者がおり、ダバオ地方全体では約2,400人の患者がいることから、臓器移植の需要が大きい。毎月、さらに100人の患者が加わっている。2023年現在、約120件の臓器移植が行われており、そのうち8件は2012年以降の死亡ドナーによるものである。また、死亡したドナーのほとんどは首都圏から提供されているという。

世界保健機関(WHO)のガイドラインによれば、人口100万人あたり10人のドナーが必要である。しかし、2023年には、フィリピンでは14人の死亡ドナーしか記録されておらず、ダバオ市では、SPMCがもっぱら眼球の臓器提供を受けている。このような状況を受け、脳死患者からの臓器提供も合法化することが医師や患者家族から求められている。

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