保健省ダバオ地方事務所(以下DOH 11)は、デング熱の症例が大幅に増加し、その大部分が学童または10歳以下の子供たちに影響を及ぼしていると報告した。
9月1日〜9日のダバオ市の感染者数は4,809人で、前年同期の2,385人をはるかに上回った。また、死亡者数は16人で、昨年の2人から大幅に増加している。タロモ地域はデング熱のホットスポットとして特定されており、患者数と死亡者数の増加の原因になっている。
DOH 11のゲルナ・マナタッド博士によると、ダバオ市のデング熱患者数は8月にピークに達したが、9月第3週には減少したという。しかし、減少したにもかかわらず、彼女は警戒を怠らないよう市民に注意を促した。
世界保健機関(WHO)によると、デング熱は、感染した雌の蚊、主にイエネコに刺されることで人に広がるウイルス感染症であるが、ほとんどのデング熱患者は症状が軽いか全くなく、1~2週間でよくなる。しかし、重症化して死に至ることもある。
蚊の繁殖場所の探索と破壊、早期の相談、自己防衛の確保、必要に応じてデング熱対策の霧吹きや散布作業の実施を市民に呼びかけると共に、特に影響の大きい学校に対して、対策の指導が求められる。
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