ダバオ市を拠点とするサービス「Health And Wellness Solutions(以下HAWS)」は、保健省ダバオ保健開発センター(以下DOH DCHD)の保健省ダバオ地方事務所(以下DOH11)職員協会と提携し、DOH DCHDの職員とその家族に医療アクセスを提供することを明かした。
ダバオ市で設立されたHAWSは、アプリストアで入手可能なモバイルアプリ型の支援技術だ。これにより、会員はオンラインプラットフォームを通じて、患者がクリニックを訪問したり、遠隔で診察を受けたり、診断サービスを受けたりするために医療提供者の予約を取る権限が与えられる。
調印式は7月24日、DOH11のアナベル・ユマン局長とEARのマーク・シェーン・アデバダ氏によって行われた。デバダ氏は調印に際し、「HAWSケアプログラムは、私たち自身の健康と、従業員の健康を確保することができる」と述べた。
また、HAWSの会員とその家族は、オンライン上の恩恵以上のものを受けるだろうと同氏は語る。遠隔診療に加え、HAWSは従業員や被扶養者に外来診察のための医療給付を提供し、地域住民に継続的なケアを提供することを目指している。
「この新しい健康相談戦略により、24時間365日いつでも自宅にいながら保健サービスを受けられるようになり、非常に利便性が上がった」とユマン氏は強調した。
「HAWSでは国境や地理的な境界を越えたケアが可能だ。私たちは、メンタルと健康のプログラムを通じて、心配や不安を和らげ、フィリピン国内外のより多くのフィリピン人に安らぎを与えることを目的としている」とHAWSのウェンディ・カブレラ氏は語る。
このサービスは、精神的な問題に対処するためのケアを主目的に作られているようだ。最近の規制強化により、多くのメンタルクリニックが閉業を余儀なくされている。フィリピン人は海外で働くことも多く、精神的な問題を抱え込みやすい環境にいることも考えられる。現段階ではDOH DCHDに会員は限られているようだが、今後の拡大に期待が寄せられる。