【News】ダバオ市社会開発局(CSWDO)、海外フィリピン労働者のため「ホットライン」を開設へ

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フィリピンは全人口の約10%に相当する1000万人ほどが海外に出稼ぎに出ていると言われている。この海外フィリピン労働者(OFW)に関して、ダバオ市社会開発局(CSWDO)は「210」という数字を発表した。皆さんは何の数字だと予想するだろうか?

CSWDOが発表したこの数字は、2021年の1年間で困窮しているという報告が同所に寄せられた件数だ。これだけ多くのダバオ出身者が、出稼ぎ先で貧困に苦しんでいるというのだ。これを受け、ダバオ市役所ではOFWとその家族のためにホットラインサービスを近いうちに開始する。

CSWDO所長のMarlisa Gallo氏は、ダバオ市災害ラジオにて、「条例に基づき、我々は海外に住むOFWやその家族が連絡を取るための存在となります。ですから、もし連絡が取れない家族がいる場合に備え、我々が働いているのです。これはかなり挑戦的な事業ですし、OFWの家族の皆さんにとっても非常に助かるものとなるはずです」と語った。現在、CSWDOはこの事業を完全に開始するための準備をおこなっており、情報を集めるためのパートナー企業とも契約を結んでいる。

今回始まる事業では、24時間対応のホットラインが設けられる。また、福祉や災害への支援、緊急時の経済的支援、金銭感覚を養うためのセミナー、生計を立てるためのワークショップ、ビジネス経済に関するワークショップ、自己啓発セミナー、保健所と協同しておこなう基本的な健康管理などのプログラムを受けることもできる。さらに、メンタルヘルスや法律のサービスを受けることも可能だ。

海外で働くと頼れる人もなかなかおらず、心細いことも多いと思う。今回立ち上がったプロジェクトは、多くのOFWの力になることだろう。

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