5月1日の取材で、大阪府泉南市とダバオ市を結ぶ直行便の開通を推進していることをダバオ市議が明かした。この動きは、先日両都市の間で調印された姉妹都市協定を受けてのことだ。ダバオ市議会の貿易商業産業委員長であるBernard E. Al-ag議員は、「観光を促進するという観点から、大阪の関西国際空港からダバオへの直行便を設けられるよう推進している」と語る。
泉南市とダバオ市は先月25日に姉妹都市協定を結んでおり、この計画は、両都市の関係を強化するためのものである。Al-ag議員は、大阪からダバオへの直行便が開設されれば、両都市での観光が促進されることが期待されると述べた。
当初ダバオ市は、全日本空輸(以下ANA)での直行便を交渉していた。しかしANA側が「マニラ以外へのフライトの準備ができていない」としたため、セブ・パシフィック航空での便を検討しているとのことだ。
日本政府観光局(JNTO)マニラ支部によると、日本が2022年10月に入国制限を緩和して以来、フィリピンからの観光客が急増しているという。しかし2022年は126,900人と、コロナ禍以前の2019年の60万人とは大きな開きがある。直行便の開設が実現すれば、両都市にとって観光業の回復に寄与するだろう。